会社設立・会計業務・各種許認可に関するご相談事例をご紹介いたします。

相続手続き

高松の方より相続に関するご相談

2023年12月04日

Q:相続についての知識がないので、手続きの大まかな流れを司法書士の先生に教えていただきたい。(高松)

私は高松に住む女性です。私の父は長らく高松の病院に入院しているのですが、日に日に病状は悪化おり、もう長くはないだろうと家族もある程度覚悟しています。そのため父の死後に必要となる相続についても考え始めなければならないと思っています。

相続手続きは非常に大変な作業だという話を聞いたことがあるので今から不安です。司法書士の先生、父に万が一のことがあった場合、どのような手順で相続手続きを進めればいいか、大まかで結構なので教えていただけないでしょうか。(高松)

A:相続手続きの流れをご案内しますが、ご心配な点があれば司法書士など相続の専門家にご相談ください。

身近な方が亡くなり相続が発生すると、さまざまな事務手続きを行わなければならず、故人を偲ぶ時間もないほどです。少しでも余裕をもって故人を見送れるよう、あらかじめ相続手続きの手順を確認しておきましょう。

相続が発生したらはじめに確認するのが、遺言書の有無です。被相続人(故人)が遺言書を遺している場合は、原則としてその遺言書に記された財産の分割方針に従って相続手続きを進めていくことになります。遺言書が遺されていなかった場合は、以下の流れで相続手続きを進めます。

(1)戸籍収集による法定相続人の確定
被相続人のお生まれから亡くなるまでの連続したすべての戸籍を集めます。この戸籍を読み取ることにより、法定相続人を確定することができます。すべての戸籍を集めるには過去に戸籍が置かれていたすべての自治体に戸籍を請求する必要があり、ほとんどの場合において時間がかかる作業となりますので、相続が開始したらできるだけ早めに着手することをおすすめいたします。この時、相続人の現在の戸籍謄本も併せて取り寄せておきましょう。

(2)相続財産の調査
被相続人が生前所有していたすべての財産(プラス財産およびマイナス財産)を明らかにします。銀行の通帳や、高松のご実家が持ち家であれば不動産の登記事項証明書や固定資産税の納税通知書など、財産の証明となる書類を用意します。集めた書類をもとに相続財産目録という財産の一覧表を作成します。

(3)相続方法の決定
遺産の相続方法(単純承認・相続放棄・限定承認)を決定します。相続放棄あるいは限定承認をする場合は、熟慮期間内(自己のために相続が開始したと知った日から3か月以内)に手続きが必要となります。

(4)遺産分割協議
遺産を誰がどの程度相続するかを協議し決定する「遺産分割協議」を、相続人全員参加のもとで行います。このとき決定した内容は、「遺産分割協議書」にまとめ、相続人全員が署名し実印を押印します。遺産分割協議書は相続で取得した不動産の名義変更の際に提出が求められます。

(5)相続した財産の名義変更
不動産や有価証券など、相続した財産の名義を被相続人から取得した相続人へ変更します。

相続手続きの大まかな流れをご紹介しましたが、これらの手続きはひとつひとつが煩雑で、想定以上に時間や手間がかかることもある非常に難しい分野です。ご自身での手続きが不安であれば相続の専門家までお問い合わせください。

高松相続遺言相談室では相続に関するあらゆるお手続きを一貫してサポートすることが可能です。相続はご状況によっては先ほどの手順の他にさらに複雑な手続きが必要になったり、定められた期限内に手続きを行わなければならなかったりしますので、高松の皆様お一人おひとりのご事情に合わせて対応する必要があります。
高松での相続なら高松相続遺言相談室にお任せください。高松の皆様の相続手続きが滞りなく終えるよう、誠心誠意お手伝いさせていただきます。初回のご相談は完全無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。高松の皆様のお役に立てる日を所員一同心よりお待ちしております。

高松の方より相続についてのご相談

2023年11月02日

Q:司法書士の先生、相続における法定相続分の割合を教えてください。(高松)

先日高松に住んでいた父が亡くなり、親族揃って高松の葬儀場で葬儀を行いました。高松の自宅を片付け、遺品整理や相続財産の調査もあらかた終えました。遺言書は見つからなかったので自分達で相続財産の分配について考えたいと思うのですが、法定相続分の割合がどうなるのか分からず困っています。

相続人は本来母と兄と私の3人になるはずですが、兄は既に他界しています。兄には子が2人おり、今も兄の奥さんと一緒に高松で暮らしています。相続について調べたところ兄の子2人にも相続権があることは分かったのですが、どのような割合で分け合えばよいのかがよく分かりません。司法書士の先生、このような場合の法定相続分の割合について教えていただけますか。(高松)

A:法定相続人の順位と法定相続分についてご説明いたします。

民法では、法的に相続する権利を有する人(法定相続人)を定めています。その中でも順位があり、法定相続分の割合はそれぞれの順位によって確認することができます。まずは法定相続人の順位を見てみましょう。

【法定相続人とその順位】

★被相続人の配偶者は常に相続人
第一順位:直系卑属(子、孫)
第二順位:直系尊属(父母、祖父母)
第三順位:傍系血族(兄弟姉妹)

被相続人の配偶者は必ず相続人となり、次に第一順位の方が相続人となります。第一順位に該当する人物が存在する場合は、第二順位以降の方には相続権がありません。第一順位に該当する方が死亡している・そもそも存在しないという場合は第二順位の方が相続人となります。

次に、法定相続分の割合について確認しましょう。

【法定相続分の割合】※下記民法より抜粋

民法第900条(法定相続分)

同順位の相続人が数人あるときは、その相続分は、次の各号の定めるところによる。

一、子及び配偶者が相続人であるときは、子の相続分及び配偶者の相続分は、各二分の一とする。

二、配偶者及び直系尊属が相続人であるときは、配偶者の相続分は、三分の二とし、直系尊属の相続分は三分の一とする。

三、配偶者及び兄弟姉妹が数人あるときは、配偶者の相続分は四分の三とし、兄弟姉妹の相続分は、四分の一とする。

四、子、直系尊属又は兄弟姉妹が数人あるときは、各自の相続分は、相等しいものとする。ただし、父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹の相続分の二分の一とする。

以上の内容から、今回の高松のご相談者様のケースでは以下のような法定相続分となります。

被相続人の配偶者(お母様):1/2
被相続人の子(ご相談者様):1/4
ご相談者様のお兄様のお子様:1/4(お兄様のお子様は2人いるため、1人当たり1/8)

今回は法定相続分の割合についてのご質問でしたので上記のご説明としましたが、必ず法定相続分の割合に従って相続財産を分配しなければならないわけではありません。遺産分割協議を行い、相続人全員が合意すれば自由な割合で分け合うことができます。

相続関係が複雑になると法定相続分の割合も分かりにくくなってしまいます。相続はお金の絡むことですので、親族間のトラブルを避けるためにも、お早目に相続の専門家に相談されるとよいでしょう。

高松相続遺言相談室では、高松周辺にお住まいの皆様の相続手続きをサポートしております。すでに発生した相続に関するお悩みはもちろんのこと、ご自身の逝去後の相続についてご不安がある方も高松相続遺言相談室へご相談ください。高松の皆様それぞれのご事情を丁寧にお伺いしたうえで、お悩みが解消されるよう誠心誠意対応させていただきます。
高松相続遺言相談室では初回の相談を完全無料でお受けしておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

高松の方から相続についてのご質問

2023年10月03日

Q:不動産を相続したので、名義変更の手順を司法書士の先生に教えていただきたい。(高松)

先日高松に暮らす父が亡くなり、相続が始まりました。相続人は母と私と弟の3人で、相続財産には預貯金と高松の実家のほか、高松に不動産が2軒あります。家族で話し合った結果、預貯金と高松の実家は母が、その他の不動産は私と弟がそれぞれ相続することになりました。これから名義変更の手続きに入ることになりますが、相続は初めてなのでどのように手続きすればいいのかよくわからずにいます。司法書士の先生、相続不動産の名義変更の手順を教えていただけますか。(高松)

A:相続した不動産の名義変更の手順をご説明いたします。

相続した不動産の名義変更を終えるまでの大まかな手順をご説明いたします。

遺産分割協議を行い、被相続人(亡くなった方)の所有していた財産の分け方について相続人全員の合意が取れたら、次は相続する財産について必要に応じて名義変更等を行いましょう。今回高松のご相談者様が相続することになった不動産については、所有権が被相続人から相続人に移ったことを明確にするため、名義変更の手続き(所有権移転の登記)を行う必要があります。不動産の名義変更を行わなければ、その不動産を売却することも、第三者に対して主張(対抗)することもできません。

また、2024年4月1日から「相続登記の申請義務化」の施行が決定しています。これにより相続した不動産は定められた期限内に名義変更を行わなければならず、怠った場合は罰則対象となることもあります。不動産の名義変更は早めに取りかかることをおすすめします。

【名義変更の手順】

(1)相続人全員による遺産分割協議
相続人全員で遺産の分け方について協議し、協議内容を遺産分割協議書にまとめます。遺産分割協議書には、相続人全員の署名および実印による押印をします。

(2)名義変更申請の添付書類の準備
名義変更の申請書類に添付が必要な書類を揃えます。主に以下のような物があります。

・相続人の現在の戸籍謄本
・被相続人の出生から死亡までの一連の戸籍謄本等
・相続人の住民票および被相続人の除票
・対象の不動産の固定資産評価証明書
・遺産分割協議書
・相続人の印鑑登録証明書
・相続関係説明図 など

(3)登記申請書の作成

(4)登記申請書および添付書類を法務局へ提出

以上が簡単な流れです。不動産の名義変更手続きはご自身で行うことも可能ですが、場合によっては手続きが複雑になるケースもあります。例えば相続人の中に未成年者や行方不明者がいる場合は専門的な知識が求められる手続きとなりますので、相続の専門家に依頼することをおすすめいたします。また、遺産分割協議がまとまらない、遺産分割協議書の書き方で困っているなどの場合も相続の専門家に相談するとよいでしょう。もちろん複雑な事情がなくとも、法務局での手続きに不安がある、そもそも時間が取れず相続手続きがうまく進まないといった場合もご相談ください。

高松相続遺言相談室は相続の専門家として、司法書士がお忙しい高松の皆様に代わって手続きを進めることが可能です。相続した不動産の手続きだけでなく、相続についてのあらゆる手続きを一貫してサポートいたしますので、相続手続きについて不安がある方はどうぞ遠慮なく高松相続遺言相談室の初回無料相談をご利用ください。高松の皆様のそれぞれのご事情に合わせたサポートプランをご案内させていただきます。高松の皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

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